鳥取県金属熱処理協業組合:とりねつ

マップ金屋子神話民族館金屋子神社楽楽福神社安綱の碑妻木晩田遺跡可部屋集成館日刀保たたら・奥出雲たたらと刀剣館和鋼博物館たたら角炉伝承館絲原記念館鉄の未来科学館鉄の歴史博物館菅谷たたら・山内生活伝承館

今に生きる鉄文化を訪ねて

古代より鉄とともに発展してきた山陰。6世紀後半には島根県で製鉄が始まっていました。山に豊かな森林が広がり、良質な砂鉄に恵まれたこの地は、日本有数の鉄の生産地でした。鉄は権力の象徴に、また、農業や狩猟の道具になりました。そして、山陰の鉄の歴史は今に受け継がれています。

1. 菅谷たたら・山内生活伝承館(雲南市)

全国で唯一残る菅谷高殿。170年間、この中でたたら製鉄が営まれていた。従事した人々の居住区、山内(さんない)には、往時を偲ばせる町並みが残る。(映画「もののけ姫」の制作資料にもなった)

2. 鉄の歴史博物館(雲南市)

菅谷たたらを経営した田部家の資料を中心に、この地で行われていたたたら製鉄を網羅し紹介。昭和44年の菅谷たたらの復元操業を記録したビデオは貴重なもの。

3. 鉄の未来科学館(雲南市)

菅谷たたらの地下構造復元模型、イギリスで最初のコークス炉模型、日本初の洋式炉模型など世界の製鉄技術を展示。また、鉄の最新技術や新たな可能性についても紹介している。

4. 絲原記念館(奥出雲町)

松江藩の鉄師頭取であった絲原家。たたら製鉄の資料の他、文人画を中心とした絵画、蒔絵の什器などを展示。鉄師として繁栄した絲原家の暮らしぶりが覗える。

5. たたら角炉伝承館(奥出雲町)

炉をレンガで築き、壊さず連続操業ができる角炉。操業のたびにたたらを築く手間がいらず、明治から大正にかけて奥出雲や伯耆地方に広まった。たたら製鉄から近代製鉄への移行を伝える施設である。

6. 和鋼博物館(安来市)

たたら製鉄によって生産された鋼の積み出し港として栄えた安来。港にある和鋼博物館は、国内唯一のたたら製鉄に関する総合博物館。永代たたらの再現や玉鋼の生産工程、流通などを紹介。

7. 日刀保たたら・奥出雲たたらと刀剣館(奥出雲町)

現代に甦り、全国で唯一、砂鉄から和鋼を量産する「日刀保たたら」。ここで生産された玉鋼が、日本各地の刀匠によって鍛えられ日本美術刀剣となる。「奥出雲たたらと刀剣館」では、近世以降のたたらの歴史、日刀保たたらの操業、刀剣作りの過程などを紹介。

8. 可部屋集成館(奥出雲町)

松江藩の鉄師頭取であった櫻井家は屋号を可部屋と称した。櫻井家に代々伝わる古文書、和鉄資料、美術工芸品などを集成した歴史資料館。隣接する櫻井家屋敷は国の重要文化財。

9. 妻木晩田遺跡(大山町)

日本最大級の弥生時代の集落跡。900棟を超す建物跡や30基以上の墳丘墓が見つかり、約300点にのぼる鉄器が出土。多くは斧やナイフなどの工具類で朝鮮半島製や北部九州製のものも発見され、当時の交流を物語る。

10. 安綱の碑(伯耆町)

平安時代の刀工、大原安綱の「大原鍛冶」のいい伝えが残る。安綱は「太平記」にその名が記され、代表作には源氏の宝剣「鬼切」(国宝)がある。

11. 楽楽福神社(伯耆町)

楽楽福(ささふく)神社の神号のいわれは「砂鉄吹く」神、つまり、たたら製鉄の神であると伝えられる。楽楽福神社は日野川に沿って点在しており、この地に伝わる鬼退治の物語は良質な砂鉄を求めた吉備と出雲の争いを擬えたものとする説もある。

12. 金屋子神社(安来市)

たたら製鉄を伝えたとされる女神・金屋子(かなやご)。中国地方を中心に九州、四国、関東、東北などに広がる金屋子神を祀る社の本社。現在、祭神は、大和の金山彦命、金山媛命。大祭には各地の製鉄関係者が参詣する。

13. 金屋子神話民族館(安来市)

地元の人々は親しみを込めて「金屋子さん」と呼ぶ。金屋子の神話、祭りや行事を通じて、神と共生した人々の暮らしや集落の繁栄、安全への願いが伝わってくる。

金屋子神話民族館