ガス窒化処理
ガス窒化処理アンモニアガスベースの雰囲気炉内で、加熱することによって表面に窒化鉄が生成され、内部へと窒化層が形成されます。とりねつの装置では、6種類ものガス導入が可能で、特殊な還元ガスを使用することにより、難窒化材といわれるオーステナイト系ステンレス鋼に対しても、容易に窒化層を生成させることができます。
FCDガス窒化組織
SUS304ガス窒化組織ガス軟窒化処理
アンモニアガスに加えて浸炭性ガスを混合して供給する窒化法をガス軟窒化といいます。炭素鋼などを主体とした低級材料に安定した硬化層を生成することが出来ます。
ガス浸硫窒化処理
窒化層の最表面に硫化層を生成することにより、固体潤滑層を持つ表面構造を作ります。これにより、耐焼付性、耐カジリ性、耐摩耗性を著しく向上させることが可能となりました。この表面構造は、通常の窒化層より耐熱性、潤滑性に優れています。
SKD61ガス浸硫窒化組織
SPCCガス軟窒化組織
ガス窒化装置材質別硬度分布
浸硫窒化と各種表面処理との焼き付き試験比較
熱処理の可能性部品や金型の用途や使用環境から最も適した熱処理方法をご提案。
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