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トピックスとりねつの出来事

サークル発表会 2019/3/30

2018年度最後のイベントである「サークル発表会」は、労働安全衛生、環境、品質に関したサークル活動の一年間の集大成としてのイベントです。
今年度は、10月に中間発表があったため各サークルの取組みもお互いに了解しているところもあります。
今年も、日立金属工具鋼の九州、北陸、関東、東北の各工場から5名のゲストをお迎えしての開催となりました。
 
2018-サークル発表会 
 
 発表会は、馬田専務の開会挨拶、スケジュールや採点方法についての説明に続いて、トップバッターは浸炭サークルの川上リーダーです。
自部署に課されたISOの目標や部署独自の不適合に対する取組み、改善事例をBefore/Afterの分かり易い写真を示しての発表でした。
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会
 
2番バッターは業務サークルの松原リーダーです。目標に対する全体の取組みもガントチャートで活動を示してありました。
特に廃棄物の低減や工場内のレイアウト変更による歩数の削減が時間の節約につながることを示したり、発送先別の運送費を商用貨物ごとに調査したり、全体にわたりコスト意識の高い発表でした。
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会

 休憩を挟んで設備サークルの取組みは、不適合の対策、特に突発停止の削減の取組みや有機溶剤を使用する洗浄機のトラブルの問題、廃棄物として業者に引き取ってもらう量の削減に関する取組みついての発表でした。
困難な事例に対応している状態がよくわかる発表でしたが、基準時間オーバーとなってしまい、採点規定により減点となってしまいました。
発表資料のパワーポイントは、見やすく作られていたので残念でした。
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会
 
 4番バッターは真空サークルで例年通り、細田、大久佐コンビの息の合った発表でした。
不適合ポイントの低減の取組みやハイスの焼入れの歪低減、更には焼入れ時の冷却ファン稼働時間の無駄について多くのデータを取って、焼入れに影響を及ぼさないようにして時間短縮に成功した事例もコストダウンに寄与する価値のある発表でした。
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会
 
 ラストバッターは高周波窒化サークルで、昨年欠席した金田リーダーが満を持しての発表でした。
不適合ポイントの削減、第5工場の経費削減、作業効率のアップなどを具体的な取組みを根拠となるデータを示しながら、失敗事例も絡めての発表はパワーポイントもきれいにまとめられていました。
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会
 
各発表ではゲストからも他のサークルメンバーからも多数の質問が出て、司会進行の小谷部長が締め切る場面も度々でした。各サークルの得点を集計する間に生田工場長から、それぞれの発表に対しての総括がありました。全てのサークルとも良い点が目立ったとのコメントとあと少し工夫する点についてのアドバイスもありました。
結果は高周波窒化サークルが最優秀賞、業務サークルが準優勝となり、各サークルには発表賞がプレゼンターの森脇理事長から手渡されました。
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会
 
 ゲストを代表し日立金属工具鋼の佐藤様からこのサークル発表会や昨日来のとりねつの印象などを自社の取組みと比較しながら、熱く語っていただきました。
最後に森脇理事長から、過去の発表会からの進歩には驚かされると有難いコメントをいただきました。
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会 
 
2018-サークル発表会 2018-サークル発表会
 
昭和、平成と続いたこのサークル発表会も来年度は新しい年号となっても更に継続していきたいと思います。
日立金属工具鋼様には今後も交流を続けさせて頂きながら、良きパートナーとしてお付き合いいただけたらと思っております。
ご来場、誠にありがとうございました。