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2025年度新年度方針説明会 2025/4/19

2025新年度 2025新年度

 2024年度のマネジメントレビューを受けて、恒例の新年度方針説明会を開催しました。開会の挨拶の中で馬田専務から、今年度は中期経営計画の最終年度であり、毎年度方針説明会で示した目標をサークル活動で展開し、ボトムアップの問題解決とコラボして良い結果を得ていますが、今日は前年度の結果の報告と新年度の新たな目標を発表しますと挨拶がありました。

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 生田工場の進行により、最初に2024年度ISO目標の結果を3室長が発表しました。先ず、金田安全衛生室長が安全衛生目標5項目のすべてが達成されたことを報告しました。ワーク・ライフ・バランスの取組みが進んでいること、安全パトロールを予定通り実施したこと、安全衛生不適合情報の結果の詳細について事例とともに説明をしました。

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 次に小森環境室長が、環境目標3項目の内、騒音に関する取組みの一部を除いてすべて達成したことの報告がありました。更に、環境不適合ポイントの推移、電力量、LPG使用量の処理重量原単位の推移、廃棄物とリサイクル率の変化、コピー用紙の購入量、上水道の使用量なども併せて説明をしました。

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 続いて川上品質保証室長が、6項目の目標の内、1項目に於いて1サークルが未達成であったが、他の全サークルでは目標が達成できたとの報告でした。更に顧客満足度の詳細や不適合ポイントの推移を資料に基づいて説明があり、総合点では高いレベルにあるがクレーム時のアクションの点数を上げる取組みをしなければならないと解説しました。

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 最後に生田管理責任者が、共通目標の5項目についての達成状況の解説がありました。修繕費のみが目標金額を上回ったが他の項目については達成されたことは、2S3定の取組みや改善提案が目標通りに達成した、サークルメンバー一人ひとりの日頃の努力があったからと感謝を伝えました。

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 続いて、2024年度の提案賞の発表があり、今年はBest提案賞とMost提案賞に替わりBetter提案賞の表彰があり、Best提案賞には田原係長の提案「購買伺いをi-reporterで電子化」が、Better提案賞には小松さんの「PVH2リフタータイヤ交換」が受賞し、それぞれの提案内容が苦労話とともに紹介されました。森脇理事長から2人に賞金が手渡され会場から拍手が送られました。

2025新年度 2025新年度

2025新年度 2025新年度

 休憩をはさんで、馬田専務から「2024年度の決算内容と2025年度の目標」の説明がありました。2024年度の月別の売上を熱処理別や顧客地域別のグラフや10年間の変化を背景とともに解説がありました。また、前年度末日時点のとりねつの資産や資金を貸借対照表の図解により説明がありました。そしてSWOT分析の主な要因の説明に続いて、2025年度の売上と利益の目標値が示されました。
 それを受けて、生田管理責任者から、最初に過去5年の加工料収入に対する電気・ガスのエネルギーの対比と労働生産性の解説がありました。加工料収入に対する時間外勤務時間を含む全職員の労働時間から割り出した1時間当たりの売上を過去5年、前年度の四半期毎を示しての説明がありました。最後に今年度のISOの安全衛生、環境、品質マネジメントシステムの具体的な活動に対する数値目標を発表し、この目標値の達成すことは中期経営計画の「とりねつの将来のなりたい姿」の達成につながるので全職員で頑張りましょう宣言がありました。

2025新年度

 新年度方針説明会の終了にあたり、森脇理事長から挨拶がありました。各報告を振り返って労働生産性が上がっていることは非常に素晴らしいことであるし、それぞれの活動が目標と連動していることがとりねつの素晴らしい仕組みであると振り返られ、しかし、米国大統領の関税発言により混沌としていて、現時点の今年度の売上を予測することは困難であるとも言われました。このような時だからこそ B to C で付加価値を上げようとしているT社のスプーンの発想のように、とりねつも展示会などに参加して顧客ニーズに叶う新技術を目指して欲しいと激励の言葉がありました。

 とりねつは2025年度も労使一丸となって、お客様の満足を得る熱処理技術を提供できるように精進してまいります。