米子鉄工センター様には、日頃からとりねつを同センターの組合員であるかのように、親しくお付き合いをさせて頂いています。
7月には第一弾として鉄鋼会館で馬田専務が「とりねつマネジメントシステム」を解説させていただきました。そして本日は、第二弾の工場見学ということで7社の組合員企業と事務局併せて22人の皆さまをお迎えしました。最初に金属熱処理の代表である日本刀の焼入れを例にして、熱処理を解説させていただきました。続いてとりねつの代表的な設備の構造の説明がありました。
工場見学では製造課長の金田班、検査管理係長の川上班、技術営業係長の福江班の三班に分かれて、工場を案内しました。お互いに近くに工場があっても、敷地に入るのも、ましてや設備をみるのも初めてであるという皆さんが殆どで、興味をもって工場見学をして頂きました。
再び研修室に戻って質疑応答の時間を設けたところ、様々なご質問を頂戴いたしました。
「冷却の油や水などは温度管理をされていますか」
「ステンレスの熱処理によりできる被膜の厚さには許容(規格)はありますか」
「窒化処理にサブゼロ処理をすることはありますか」
「歪の検査作業をみさせてもらったが、毎回実施しますか。また、全数するのか抜き取りでするのですか」
「熱処理後の経年変化について、自社の金型にサブゼロ処理は効果があるのでしょうか」
など多数のご質問や意見を頂戴し、4人のとりねつメンバーが交代で回答させていただきました。
鉄工センターの組合員様は殆どとりねつの顧客であり、これからもご愛顧いただくことをお願いして、見学会を終了しました。
本日のご来場、誠にありがとうございました。